コストが安く冷暖房効率の良い家、施工も安心できれば言うことなし! |
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LCC 「 ライフサイクルコスト 」 生涯に渡ってのコスト
弊社は不動産営業もしていますので中古住宅の査定にも出かける事がありました。
そして中古住宅の販売図面を見ると築何年と出ております。 一般に中古住宅市場での価値は上物(建物)20年で価値はゼロになってしまいます。
固定資産税評価も20年を超えるとほぼゼロになってしまい、その家を売る際にはかえって上物が邪魔になり(解体費用がかさむため)に土地の値段を下げざるを得ない状況になってしまいます。
これが現在の日本の不動産流通事情であり現実であります。 それに20年というとまだ住宅ローンを抱えている人がいるはずです。
大手メーカーの営業戦略として築15年の家をターゲットに訪問をしています。 そして5年後の20年ジャストに、5年お付き合いしましたし、そろそろどうでしょうか? という営業を行っているのです。 実に根気のいる商売をしています。 偉いです。 ほんと!
しかし20年で建て替えなければならない家でいいのでしょうか?
たとえば北米の平均耐用年数は60年ぐらいとされています。 ドイツは70年 、イギリスは驚きの90年です。
日本は京都サミットで他の先進諸国から産業廃棄物の問題で厳しく非難されました。 炭酸ガスを軽減できない理由のひとつに住宅の産廃があったのです。
20年で建て替えるのと40年で建て替えるのでは単純に産廃の量が半分になります。 ここを突っつかれてその産廃の量を減らせと迫られ出来たのが品確法であり、その中の一つである住宅性能表示制度なのです。 日本もこれではいけないと思ったのでしょう。
当時の説明では今あるほとんどの業者は生きられないでしょうということでした。 当時はそれほど厳しいとされる法律と聞いています。
欧米では当たり前のように60年もつ耐用年数が日本だと半分以下になる。 気候が違うなどとは言い訳にしか過ぎないのです。
北米は築20年以上の家でも新築と変わらない金額で販売されていて築50年でもいい値段を付けています。 向こうの人は極端に物を大事にするとかのレベルではなく築50年経っても快適に不便なく生活できる水準を保っているという事の表れなのです。
仮に築25年で建て替えたとして50年経った時点でコストは倍
75年経ってまた建て替えると3倍 これだと自分の子供、孫にも住宅ローンを背負わせる羽目になります。 また貯金があれば食いつぶす事になります。
北米ではおじいさんから譲り受けた家を貰い住宅ローンの代わりに海外旅行や車、レジャーなどにお金を使い悠々自適に人生をエンジョイしているのです。
これが本来の姿ではないでしょうか?
当社の販売している住宅はローコストメーカーの商品と違い値段は高いです。 (でも大手メーカーよりは断然安い)
しかし人生をトータルで見た場合、建て替えの必要がある建物だとコストは2倍、3倍かかるものとして検討した方がよろしいでしょう。
最近では省エネルギー対策は当たり前の時代になってきました。
ここでは高気密高断熱化する事によるコストメリット、冷暖房効率についてお話しましょう。
地熱を利用する床暖房があります。 太陽光を利用したソーラーハウスもあります。 また深夜電力を利用してランニングコストを下げる方法もあります。
しかしそれらを利用しても家の中の熱を著しく損失してしまえばその恩恵を十分に得られるはずがありません。。
弊社で提供している家の熱損失係数 Q値は1.4〜1.7(W / uK ) ぐらいになり公庫の次世代省エネ基準をもクリアしております。
イメージが沸きづらいので簡単に説明しますと一年間の冷暖房費が10万以上浮くと考えて頂ければいいのです。 あいまいに表現しているのはこのQ値は間取りや家の大きさにより個々に数字が変わってくるのです。 また人それぞれ生活スタイルの違いもあり正確な数字で示されるものではないのです。
ただ言えるのは高断熱にし高気密にするだけで大幅に冷暖房効率をよくできるという事なのです。
仮に一年間で10万円違うとすると20年で240万 、30年だと360万
と、これだけ恩恵があるのです。
どうですか、床暖房に力を入れたり深夜電力を有効に使うよりも高断熱高気密住宅にした上でこれらを活用する方が利益になるのは当たり前ですよね。
コストパフォーマンスに付いていろんな角度から説明しましたが単純に坪単価で比較するのではなくこれらの事柄を踏まえた上で購入するのが得策と言えると思います。
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